Vol.2 「人事・上司が評価するUSCPAの3つのポイント②」

皆さん、こんにちは。最近、子供の写真のせいでスマートフォンの容量が限界を迎えつつあるゆーままです。

今回は前回に引き続き、USCPA(米国公認会計士)が企業・法人にどう評価されるかお話していきたいと思います。まずは復習です!

USCPAの評価されるポイント

①ビジネスレベルの英語力を兼ね備えている

②グローバルな会計・ビジネス知識を有している

③業務効率の良さ&バイタリティの高さ


前回は①の英語力に関して詳しくお話ししましたが、今日は「②グローバルな会計・ビジネスの知識を有している」点に注目していきます。

USCPAの学習を進めていくことが、潜在的にどんな力に繋がるのかイメージしていただけるはずですよ。

「英語で会計を理解している」それは、企業が欲しがる万能性。

USCPAはご存知の通りFAR※1 (財務会計)、AUD※2 (監査論)、BEC※3 (企業経営環境・経営概念)・REG※4 (商法・税法)の4つの試験科目からなり、学習を通して幅広い領域のビジネス知識を習得できるという特徴があります。

具体的な事例を挙げるならば、USCPA学習を通して会計実務経験のない方でも、英文財務諸表に「何が」書かれており、それが「何を」意味するのかが視えるようになるということです。

「国内企業に勤めていれば、経理財務部門以外は『財務諸表』を仕事で扱う機会はないし、ましてや『英文』財務諸表になればレアケースでしょ…?」と思っている方がいたら大間違い!ビジネスの場において、「英語」で会計が分かるということは、とても大切なのです。

例えば、海外子会社を新しく買収し事業を拡大しようとした際、海外投資をして企業利益を生み出そうとした際、本当に「適した」買収先・投資先を見極める判断材料の一つが、その企業の経営状況・財務状況を正しく理解・分析するということ。

となると、相手が海外企業の場合は、英語で書かれた関係書類を扱うことが求められます。それ以外にも融資業務の際は、融資先の経営状況を分析する上では大切な力でしょう。

銀行の融資課、経営企画部でのM&A戦略、経理財務部での海外子会社管理、様々な局面で“会計を俯瞰し分析する”その素養を持った人材は、多くの企業が欲しがるところなのです。

時代の流れに乗った「IFRS」への対応力

USCPAが評価される会計・ビジネス知識の一つに挙げられるのがIFRS※5(国際会計基準)への理解です。

企業の財務会計書類作成上のルールである会計基準。これまで会計基準はそれぞれの国の地域の事業を反映させた内容であることが多く、国内においてもJGAAP(日本基準)で行う企業もあれば、外資系では本国のUSGAAP(米国基準)を使う企業など、マチマチでした。

しかし、経済のグローバル化によって国境を越えた経済活動が活発化するにつれて、国ごとに異なる会計基準で作成された財務諸表では、比較可能性を確保できないという弊害が投資家・企業を悩ませる事態となったのです。

そのため近年ではIFRSに統一する企業が増加傾向にあるのは見逃せないポイントでしょう!このIFRS導入の広がりを受けて2011年からUSCPAの試験科目の一つであるFAR試験の中でもIFRSに関する知識が問われるようになりました。

日本取引所グループによれば(参考URL https://www.jpx.co.jp/listing/others/ifrs/index.html)、平成30年4月時点でIFRS適用済会社数は147社、適用決定会社数は31社に上ります。実際適用済みの会社名を見てみると、そろいもそろって日本を代表する有名企業がズラリと名を連ねています。

通常IFRSの導入・適応は監査法人や会計事務所にコンサルティングを依頼することがほとんどです。ただ、より円滑に移行する上でIFRSの知識を持った人材が企業内部にいるのといないのでは雲泥の差です。(たとえば草野球チームでも、チーム内に元プロ野球選手がいれば心強いですよね。普段の筋力トレーニング・練習においても、様々な角度からアドバイスがもらえるでしょう!)そのためUSCPAを通してIFRS知識を習得している皆さんは企業に重宝される人材なのです。

さて、いかがでしたか?

次第に自分自身の強みや市場価値のイメージが持てるようになってきたでしょうか。USCPAの評価されるポイントを押さえて、履歴書・職務経歴書の内容を工夫したり、面接の受け答えを意識したりするだけで、選考の通過率はグッと高くなります。

次回は評価ポイントの最終回!ソフトスキル面での強みをご紹介いたします。


  • ※1Financial Accounting & Reporting 企業会計(IFRS含む)・政府会計と非営利組織会計
  • ※2Auditing & Attestation 監査、証明、レビュー業務など・職業倫理
  • ※3Business Environment & Concepts コーポレートガバナンス・経済学・財務管理(ファイナンス)・情報技術(IT)・戦略立案、オペレーションマネジメント
  • ※4Regulation 連邦税法・ビジネス法と職業倫理
  • ※5International Financial Reporting Standards 国際会計基準審議会(IASB)によって設定された会計基準の総称